到着したワクチンを箱から取り出す京都市職員(8日午前8時54分、京都市山科区)

到着したワクチンを箱から取り出す京都市職員(8日午前8時54分、京都市山科区)

 京都府の住民向け新型コロナウイルスワクチンが8日、京都市ワクチン配送センター(山科区)に初めて到着した。京都と宇治、和束、伊根4市町の計1950回分で、いずれも特別養護老人ホームの入所者らに接種される。京都市と宇治市では12日に接種が開始される。


 医療従事者向けのワクチン接種は2月に始まっているが、住民向けは65歳以上の高齢者から優先的に行われる。国からの供給量に限りがあるため、今回は京都市が設置した同センターに一括して届けられた。内訳は京都市1470回分、宇治市320回分、和束町100回分、伊根町60回分。


 4市町は施設内のクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、高齢者施設の入所者と職員から接種をスタートする。京都市と宇治市は12日、伊根町は13日、和束町は14日からそれぞれ始める。


 この日午前、米製薬大手ファイザー製のワクチン2箱(1950回分)がトラックで同センターに搬入され、京都市職員が梱包(こんぽう)されたワクチンを超低温冷凍庫に収めた。市の担当者は「スムーズに受け取りができた。ワクチンは管理が難しく配送が重要になるので、センターを拠点に円滑な接種を支えたい」と話した。


 府によると、今後府内へは12日の週に9750回分が届き、京都市と山城、乙訓両地域の13市町に配分。19日の週も同じく9750回分で、京都市と南丹、中丹、丹後地域の10市町に供給する。26日の週は各市町村に975回分ずつ配られるという。