高瀬舟の船廻し場があったことを伝える石碑(京都市下京区)

高瀬舟の船廻し場があったことを伝える石碑(京都市下京区)

 永松高瀬川保勝会が、京都市下京区の高瀬川沿い3カ所に、かつて高瀬舟の「船廻(まわ)し場」跡があったことを示す石碑を建立した。地元でもその存在を知る人は少ないといい、「石碑を通じて、歴史を語り継いでいきたい」としている。


 船廻し場は大正時代まで市内への物流を担っていた高瀬川で、物資を運ぶ船が方向転換するための場所。市によると幅3・6メートル奥行き5~9メートルほどで、かつては5カ所に存在したが、現在は痕跡が残っていない。


 石碑を設置したのは、高瀬川(四条通ー五条通)沿いの綾小路通と高辻通、万寿寺通の3カ所。縦横15センチ高さ1メートル。御影石に「高瀬舟 船廻址」と彫られている。


 同会の金子明会長(86)は「市民の生活必需品を運んでいた大切な川。歴史も景観も守り続けたい」と話している。