四国八十八カ所霊場の石仏に新しい前掛けを掛けるボランティアの女性たち(滋賀県東近江市永源寺高野町)

四国八十八カ所霊場の石仏に新しい前掛けを掛けるボランティアの女性たち(滋賀県東近江市永源寺高野町)

 明治期に滋賀県東近江市永源寺高野町の永源寺裏山に設けられた四国八十八カ所霊場で、地元のボランティアが石仏など90体の前掛けを新調し、掛け替えた。前掛けは赤や青の着物の生地などを生かしたデザインで、石仏が装いを新たに参拝者を迎えている。

 霊場は、四国八十八カ所巡礼を果たした地元女性が寄付を募り、弘法大師像2体と石仏88体を巡るコースを1907(明治40)年に完成させた。地域の女性らが前掛けを交換してきたが、2017年から参道整備を行っている地元の市民団体「おいでぇな高野」が受け継ぎ、今回で3度目となる。

 7日、80代を含むボランティア13人が険しい山道を歩いて霊場へ。メンバー5人が、着古した着物や衣服を活用して作った横幅約50センチの前掛けを石仏一体ずつ丁寧に掛け直した。メンバーの女性(70)は「母親の着物で作った前掛けを仏さんに着せられてうれしい」と喜んだ。