満開のナシの花に人工授粉をする川村さん(10日、彦根市石寺町)

満開のナシの花に人工授粉をする川村さん(10日、彦根市石寺町)

 甘みが強く、人気の高い滋賀県彦根市の特産品「彦根梨」の花が、同市石寺町のナシ園で満開を迎えている。農家が白い花弁への授粉作業に追われている。

 彦根梨は約20戸の農家でつくる彦根梨生産組合が約11ヘクタールのナシ園で育てている。樹上で完熟させることで、12~14度の糖度を出すのが特徴だ。

 主力は「幸水」と「豊水」の2品種。川村達也組合長(55)によると、今季は開花が例年より1週間ほど早いという。ナシ園東側の荒神山から見下ろすと新緑に白い花が敷き詰められたような光景が広がる。

 授粉作業は、花粉を含んだ鳥の羽の付いた手動の機器で、花を丁寧になでて行う。川村組合長は「梅雨次第だが順調に育てば収穫時期も早くなると思う」と話した。