亀岡市内の飲食店による「時知らずのお節」(清水さん提供)

亀岡市内の飲食店による「時知らずのお節」(清水さん提供)

お節の販売に向けて話し合う店主たち(亀岡市篠町・旬菜佳肴kocorono)

お節の販売に向けて話し合う店主たち(亀岡市篠町・旬菜佳肴kocorono)

 各店自慢の料理が詰まったお節で特別な日を祝って―。京都府亀岡市内の飲食店4店舗が協力し、「時知らずのお節」と名付けたお重の販売を始めた。新型コロナウイルスの苦境にある中で知恵を絞った店主たちは「いろんな年代の人に食べてもらい、亀岡の定番になれば」と願う。

 参加するのはイタリア料理店「La retta」(ラレッタ、篠町)、和食店「旬菜佳肴kocorono」(篠町)、スペイン料理店「Sarten」(サルテン、横町)、コーヒー店「KURKI COFFEE」(クルキコーヒー、追分町)。コロナの影響でテークアウト営業が中心となった昨春から、家での食事を楽しんでもらおうと、スタンプラリー企画などで連携してきた。


 だが最近はテークアウト需要も次第に減っているといい、話題性のある取り組みができないかと思案。奈良市の飲食店からヒントを得て、季節に関係なく楽しめるお節を作ることにした。


 6・5寸(19・5センチ角)の3段重を各店の料理人が1段ずつ担当する。ワインに合うローストビーフなどの肉料理や、その日に仕入れた魚介類を使った前菜、一口大のスペイン風おかずなど、和洋の約20品を彩り良く詰め込む。3段重とは別に、焼き菓子などのデザートやコーヒー豆のドリップバッグなどが付く。


 宣伝チラシの撮影は亀岡市在住の写真家清水泰人さん(42)に依頼し、地域で活躍する同世代で作り上げた。La retta店主の畑中広樹さん(39)は「4店舗の味が一度に楽しめる。誕生日や記念日のお祝いに使って」と話している。1セット4人前で1万8千円。受け渡しは6月末までの第2・4土曜で、希望日の1週間前までにいずれかの店舗の電話やSNSで予約が必要。