「女による女のためのR―18文学賞」をトリプル受賞した大津市の主婦宮島未奈さん(37)が小説の舞台に選んだのは、滋賀県民に長年愛され、昨年8月末に閉店した同市の百貨店「西武大津店」。閉店の光景にフィクションを織り交ぜ、中学生の友情を明るく描いた。「大津が舞台の作品で受賞でき、運命めいたものを感じます」と話す。

 作品は、女子中学生が主人公。少し変わった幼なじみが「わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」と、閉店が決まった西武大津店に毎日通い、ローカルテレビ局が夕方放送するカウントダウン中継に映る「思い出作り」を始める。ところが最終日、幼なじみが……