丹後とり貝(右)と丹後の海育成岩がき

丹後とり貝(右)と丹後の海育成岩がき

出荷を前に引き上げられた丹後とり貝(舞鶴市・舞鶴湾)

出荷を前に引き上げられた丹後とり貝(舞鶴市・舞鶴湾)

市場への出荷に向け、岩がきの貝殻に付着した海藻などを丁寧に取り除く漁業者

市場への出荷に向け、岩がきの貝殻に付着した海藻などを丁寧に取り除く漁業者

 京都府北部の海のブランド産品「丹後とり貝」と「丹後の海 育成岩がき」が15日から出荷される。舞鶴市の舞鶴湾に浮かぶいかだでの準備作業が12日、報道関係者に公開された。昨年は新型コロナウイルス禍で需要が低迷したが、漁業者は今年の出来に自信を示し、好調な出荷を期待した。

 丹後とり貝は、府農林水産技術センター海洋センター(宮津市)で生産された稚貝を舞鶴湾や栗田湾、久美浜湾などの漁業者が、いかだで1年間、海に沈めて育てる。岩がきは3~4年間育成する。

 丹後とり貝のいかだでの準備作業では、コンテナに入れた貝を引き上げ、大きさや重さで選別した。作業にあたった川﨑洋平さん(33)は「身入りがよく、出来がいい。昨年はコロナ禍で売り切るまで時間がかかったが今年は短期で売り切りたい。かめばかむほど甘みが出るとり貝を味わって」と呼び掛けた。

 岩がきのいかだでも漁業者が付着物を取り除く作業にあたった。高田亮さん(35)は「雪解け水が多かったため、海水中のミネラルが豊富で身がぷりぷり」と太鼓判を押した。

 府北部から関東や京阪神を中心に、丹後とり貝は6月末まで例年並みの20万個、岩がきは8月中旬まで16万個を出荷する予定。