新型コロナウイルスの感染「第4波」を受けた「まん延防止等重点措置」の京都府への適用が12日始まり、観光業界は再び逆風にさらされる。昨年末からの「第3波」を耐えしのぎ、需要回復に期待をつないだ業界の落胆は大きい。大型連休の人出も見込みにくい状況で、行政の支援策に不満もくすぶる。

「今年は桜の開花が早く、4月の予約が伸び悩んでいるだけに、大型連休に期待していたのだが…」。京都市内のホテル関係者は、書き入れ時と重なる重点措置適用を嘆いた。宿泊予約キャンセルの目立った増加はないが「そもそも予約自体がコロナ禍前の3割程度」と打ち明ける。

 重点措置は京都市内が対象で、府が飲食店などに要請する営業時間の短縮をさらに1時間繰り上げる。期間は来月5日までで大型連休と重なる。通常は5、6月に最盛期を迎える修学旅行にも影響が出始めており、東山区の旅館では先週から中止や延期の連絡が5件ほど相次いだという。この旅館は、感染「第3波」に伴う……