京都市役所

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 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け優先接種が始まった12日に、京都市で余った2回分のワクチンが廃棄されていたことが、市への取材で分かった。大津市でも同日に1回分が廃棄されたことが明らかになっており、供給が限られているワクチンを無駄なく使う工夫が問われそうだ。

 市によると、現在はワクチン1瓶当たり5回分の接種ができる注射器を使用している。12日は余りが出ないよう左京区の特別養護老人ホーム2施設で入所者と職員の計55人への接種を予定していたが、実際に受けたのは53人だった。1施設で職員2人が急きょ欠勤したため、2回分を使うことなく廃棄したという。

 市は「接種初日で代わりの人に接種してもらう調整ができなかった」とし、「今後は施設側と連携し、入所者ではない施設利用者や職員など接種できるように調整を進めたい」としている。

 国は自治体に対し、キャンセルがあった場合は柔軟に対応してワクチンが無駄にならないよう求めている。