大学から雇い止めされ、憤る思いを述べる川口さん(前列中央)=京都市中京区

大学から雇い止めされ、憤る思いを述べる川口さん(前列中央)=京都市中京区

京都地裁

京都地裁

 関西福祉科学大(大阪府柏原市)から不当な雇い止めに遭ったとして、元非常勤講師の男性(55)=京都市左京区=が14日、同大学を運営する玉手川学園を相手取り、講師としての地位確認などを求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2016年4月から英語を担当する非常勤講師として1年間の雇用契約を締結し、4回にわたって契約を更新した。有期労働契約が通算5年を超えた場合、労働者から申し込めば無期労働契約へと転換できる定めがあるが、昨年9月、大学側から「半年から1年の空白期間を入れてもらう」と言われた。さらに12月、学生のアンケート評価や単位取得率が低いことを理由に21年3月末での雇い止めを通告された、という。

 男性側は、アンケート結果に基づいて大学側から注意や指導を受けたことは一度もなく、単位取得率が低いのも、成績評価基準を厳格に守っているためだと主張。無期労働契約への転換を阻止するための雇い止めで合理性が認められないと訴える。

 関西福祉科学大は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。