プロジェクターを使ってホワイトボードに写真を映しながら進む授業(久御山町佐古・佐山小)

プロジェクターを使ってホワイトボードに写真を映しながら進む授業(久御山町佐古・佐山小)

 京都府久御山町佐古の佐山小で、全学年・学級の黒板がホワイトボードに交換された。卒業生からの寄付によるもので、プロジェクターで写真や動画を投影できる。同小によると、全教室をホワイトボード化した公立小は府南部で初とみられ、「板書の手間が省け、教員が児童とやりとりしやすくなる」と期待する。

 同町出身で僧侶の林猛雄さん(76)=宇治市=が「母校に恩返ししたい。佐山小のために使って」と2019年、町に500万円を寄付した。同小は以前から導入を検討していたホワイトボードやプロジェクターを購入し、3月末に全20教室へ設置。この新学期から使い始めた。

 5年2組の学級活動の授業では、ホワイトボードに板書の一部や昆虫のカラー写真などを投影。児童は「写真があると分かりやすい。楽しく授業を受けられる」と喜んでいた。

 映した文章にマーカーで下線を引いたり、児童が手元で使うタブレットの画面をホワイトボードに表示し、クラス全体に見せたりもできる。教科を問わず随時活用する予定。
 
  岡本泰典校長は、「目で見る資料はイメージを膨らませやすい。児童がより深く考えるための助けにしたい」と話す。