英国由来の新型コロナウイルス変異株(国立感染症研究所提供)

英国由来の新型コロナウイルス変異株(国立感染症研究所提供)

 京都市は14日、市衛生環境研究所の検査で、新型コロナウイルスの変異株に感染した人の割合が3月29日の週で84・1%に上ったと発表した。市内でも変異株が急拡大している一端が明らかになり、市は警戒感を強めている。

 市が29日~4月4日に同研究所で検査して陽性だった44人のうち、37人が変異株だった。種類は不明。前週も陽性者22人のうち変異株が12人(54・5%)と半数を超えていたが、1週間で割合が急上昇した。

 4月5~11日については、14日時点で陽性者70人のうち29人が変異株と判明しており、今後も該当者は増える見込み。市医療衛生企画課は「3月29日の週と同じく変異株が多くを占める恐れがある。急速に変異株が広がっているとみられ、特に感染対策を意識してほしい」としている。

 京都府内で確認されている変異株の感染者は計205人で、3月21日までは33人だったが、22日~28日が33人、29日~4月4日が79人、5~11日が60人と増加傾向にある。

 変異株の増加は関西を中心に全国で顕在化。国立感染症研究所によると、感染者に占める変異株の割合は4月初めの時点で東京、神奈川、千葉の3都県は約10%なのに対し、大阪府と兵庫県は約70%と推定されている。