死亡事故抑止のためパトロールに出発する白バイ隊員ら(滋賀県栗東市大橋7丁目・県警交通機動隊)

死亡事故抑止のためパトロールに出発する白バイ隊員ら(滋賀県栗東市大橋7丁目・県警交通機動隊)

 今年に入り、滋賀県内で交通死亡事故が相次いでいる。2月末までの死者は14人で、前年同期(7人)の2倍になった。県警によると、暖冬で積雪や路面凍結が少なく、ドライバーの油断を招いている可能性があるといい、注意を呼びかけている。

 県警交通企画課によると、死亡事故14件のうち、歩行者が車にはねられる事故が9件と最多で、車同士や車と自転車の出合い頭事故が3件などとなっている。死者のうち10人は65歳以上で、6人は横断歩道のない道路を渡っている際にはねられた。歩行者が左右を十分確認しなかったことや、運転手の前方不注意が重なったことなどが原因とみられる。

 同課の説明では、例年1~2月は路面凍結によるスリップなどの物損事故が増える一方、外出する歩行者が減り、ドライバーが速度を抑えるため、人身事故は少ない傾向という。しかし今季は暖冬で、湖北の一部では観測史上最も少雪になっており、同課は「路面状況が良く、逆にドライバーの安全確認がおろそかになっているのでは」とみる。

 県警は7日に「死亡事故抑止特別活動」を始め、栗東市の交通機動隊で出動式を開いた。13日まで県内全域で交通取り締まりを強化し、事故防止を呼びかける。