大勢の見物客でにぎわう2019年の前祭の山鉾巡行。昨年に続いて今年も巡行の見送りが決まった(2019年7月17日、京都市下京区四条通河原町交差点)

大勢の見物客でにぎわう2019年の前祭の山鉾巡行。昨年に続いて今年も巡行の見送りが決まった(2019年7月17日、京都市下京区四条通河原町交差点)

 日本三大祭の一つ、京都市の祇園祭について、祇園祭山鉾連合会などは15日、ハイライトとなる山鉾の巡行を昨年に続いて今年も中止することを決めた。新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中、全国から大勢の観光客が訪れる巡行時の感染対策は難しいと判断した。

 山鉾巡行が2年以上中断するのは、太平洋戦争の激化で1943年から4年間巡行が見送られて以来となる。

 2019年の山鉾巡行では、7月17日の前祭(さきまつり)に23基、同24日の後祭(あとまつり)に11基の山鉾などが出た。美術工芸の粋を尽くした山鉾が京都市内の中心部を練ることから「動く美術館」とも称される。

 京都三大祭では、葵祭も昨年に続いて5月15日の行列巡行の中止を決めている。