京都地裁

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 京都府内の受託臨床検査会社に勤めていた男性=当時(44)=が自殺したのは、過重労働や上司のパワハラが原因だったとして、男性の母親(71)が同社と上司を相手取り、約8千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、京都地裁(児玉禎治裁判官)であった。会社側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、男性は同社で検査業務などに従事し、2017年6月に課長に就任したが、同年11月、業務量の増加や上司のパワハラに苦しむ心境を遺書に記して自殺。その後、長時間労働などからうつ状態になっていたと推認されるとして労災認定を受けた。同社では恒常的な長時間労働が行われており、上司は叱責(しっせき)を繰り返すなどして男性を精神的に追い詰めたと主張している。