新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が医療機関で相次ぐ中、クラスターの発生を機にコロナ患者の受け入れを拡大した病院が京都府内にある。コロナ病床の不足は冬の感染の「第3波」で大きな課題となり、現在の「第4波」でも懸念材料のままだ。なぜ多くの患者を引き受けるという「攻め」の姿勢に身を転じることができたのか。
 
 昨年11~12月に職員と入院患者計33人のクラスターが発生した六地蔵総合病院(宇治市)は、病床数199床と府内でも中規模の病院だ。ここに今年1月、30床のコロナ病床が設けられた。府は個別の医療機関の病床数を明らかにしていないが、30床は府内でもかなり多い方だ。
 
 同病院では、昨年11月24日に職員1人の感染が確認されて以来、次々に感染が判明した。入院患者の家族への連絡や出勤調整、電話による苦情対応…。