魔よけの神とされる「鍾馗」を描いた掛け軸などが並ぶ会場(京都市左京区・府立京都学・歴彩館)

魔よけの神とされる「鍾馗」を描いた掛け軸などが並ぶ会場(京都市左京区・府立京都学・歴彩館)

 魔よけをテーマにした企画展が、京都市左京区の府立京都学・歴彩館で開かれている。疫病を追い払う神を描いた掛け軸や、京都の祭礼を紹介する写真などが並ぶ。

 府所有の計61点を展示。江戸時代中期~後期の掛け軸4点には魔よけの神として伝わる「鍾馗(しょうき)」が登場する。剣を携えてにらみを利かせる姿や、3匹の鬼を投げ飛ばす様子がそれぞれ描かれ、疫病退散の願いが込められている。

 そのほか、天明7(1787)年の書物の挿絵では、参拝者でにぎわう八坂神社(東山区)の「おけら詣(まい)り」を紹介している。

 明治~大正期に撮影された、今宮神社(北区)などで無病息災を祈願する「やすらい祭」の写真もあり、古来より京都には疫病や邪気を払う風習が根付いていたことを伝える。

 6月6日まで。祝日と第2水曜休館。午前9時~午後5時。入場無料。4月22日、5月13日、27日の午後2時15分から学芸員によるギャラリートークがある。問い合わせは同館075(723)4831。