「ムヒカ氏の言葉を一人でも多くの学生に届けたい」と話した岩本さん(南丹市園部町・市国際交流会館)

「ムヒカ氏の言葉を一人でも多くの学生に届けたい」と話した岩本さん(南丹市園部町・市国際交流会館)

 「世界一貧しい大統領」で有名な南米ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏に学生時代に会いに行った岩本心さん(23)=京都市右京区=が18日、京都府南丹市園部町の市国際交流会館で講演した。岩本さんは参加者に「本当の豊かさや幸せについて考えてみて」と呼び掛けた。

 ムヒカ氏は2010~15年に大統領を務め、収入の9割を寄付するなど清貧な暮らしぶりで知られた。

 岩本さんは貧困問題に関心を持ち、直接話を聞きたいと立命館大生だった19年、ムヒカ氏の元を約束なしに訪れ対面を果たした。

 講演は岩本さんらでつくる実行委員会が主催するシンポジウムの中であった。岩本さんはムヒカ氏に会うことを決断して実行するまでの旅の経験を振り返り、「GDP(国内総生産)の計算ばかりして、幸せの計算をしないのは間違い。本当の幸せとは生きる理由を持ち続けることだ」などムヒカ氏の言葉を紹介した。

 シンポではムヒカ氏に関する映画の上映や絵本の朗読などもあり、市内外から80人が参加した。