映像が映る屋外用エアコン(宮津市日置・グランピングヴィレッジHAJIME)

映像が映る屋外用エアコン(宮津市日置・グランピングヴィレッジHAJIME)

 京都府伊根町日出の沢田電気が、映像広告を流せるモニター付きの屋外用エアコンを、大手空調機メーカーなどと共同で開発した。新型コロナウイルスの影響で「密」を避けられる屋外施設の需要が高まる中、その暑さ対策に着目。機器を無料で設置する代わりに広告収入を得るビジネスモデルは全国初といい、京都府宮津市内の豪華キャンプ施設(グランピング)に導入されている。

 大手空調メーカーのダイキン工業(大阪市)が昨年2月、東京オリンピックの会場での暑さ対策で商品化された屋外用エアコンを基に、広告と一体化した新しい空調機の開発を沢田電気に提案。両者が照明器具などを手掛けるリレー(大阪市)に空調機に組み込む映像モニターの製作を依頼した。

 開発した製品は高さ2メートルの四角柱で、全側面に吹き出し口と広告映像を流す12インチサイズの液晶画面が備わっている。冷暖房の切り替えと風量の調節が可能で、最大2メートル先まで風が届く。

 京都府京丹後市のにしがきが運営する宮津市日置のグランピング施設で、宿泊者の共有スペースなどに3台が設置された。家族客など屋外施設の利用者を狙って広告を打つことができるのが利点で、沢田電気の澤田秀太さん(30)は「新しい手法として全国に広めていきたい」と意気込む。