大阪府への看護師派遣などについて説明する三日月知事(4月19日午後5時8分、大津市・県危機管理センター)

大阪府への看護師派遣などについて説明する三日月知事(4月19日午後5時8分、大津市・県危機管理センター)

 新型コロナウイルス感染者が急増する大阪府からの重症者受け入れを表明した滋賀県の三日月大造知事は19日夕、臨時の記者会見で、大阪府の吉村洋文知事から16日夜に直接連絡があり「大変厳しい状況。滋賀県も厳しいと思うが、何とか協力してもらえないか」と頼まれたと、トップ同士のやりとりを明かした。

 三日月知事によると、自身の携帯電話に吉村知事から連絡があったのは退庁後の16日午後8時ごろ。吉村知事が携帯電話にかけてくるのは初めてで、「もっと早く連絡すべきところ、ばたばたしていてこんな時間になって申し訳ない」との趣旨の発言があった、という。

 既に事務レベルでは同日午前に大阪府の担当者から依頼が入っており、県庁内で協議を始めていた。三日月知事は「直接のお願いが入るのは、より切迫した状況があるのだと理解した。滋賀も厳しいが、どういう協力ができるのか、週末も含めて検討した」と振り返った。

 一方、吉村知事が16日に看護師派遣と重症者受け入れを県に要請したことを報道陣に明らかにした際、県の回答を待たずに「一定、支援をいただけると思っている」と発言したことについて見解を問われ、三日月知事は「願わくば、発言の前に(県と)調整をいただけるとありがたかった」と述べ、県民への配慮や説明があればよかったとの考えを示した。