北角さんの早期釈放を訴えるジャーナリストら(国会内)

北角さんの早期釈放を訴えるジャーナリストら(国会内)

 ミャンマー在住のフリージャーナリスト北角裕樹さんが現地治安当局に拘束されたことを受け、日本のジャーナリスト有志らが20日、国会内で記者会見し、早期の釈放を訴えた。クーデターを起こした同国軍とのパイプを持つ日本政府に対し、北角さんの救出や市民への弾圧阻止を求める署名活動を始めた。


 有志の1人で、大学時代から親交がある東京新聞の望月衣塑子記者によると、北角さんは日経新聞記者や大阪市内の中学校長を経て民主化直前の2014年にミャンマーに移住。クーデター後の2月に拘束された際は即日解放されたが、18日夜に自宅で再び連行され刑務所に収容されたという。


 望月記者は「日本の多くのメディアが現地入りできない中、彼のようなジャーナリストが現場で何が起きているかを発信しないと、私たちはミャンマーの現実を知ることができない」と話し、北角さん以外の外国人記者らの解放も呼び掛けた。同席したジャーナリスト青木理さんは「報道の自由が蹂躙(じゅうりん)されてはならない。無事に戻ってきてほしい」と安否を気遣った。


 署名はオンライン署名サイト「Change.org」で受け付け、政府に提出する予定。


 日本ペンクラブも19日、即時釈放を求める声明を出した。