賀茂神社の社殿前から見た参道。インターネット上では「異世界の入り口のよう」と話題になっている(京都市右京区京北中江町)

賀茂神社の社殿前から見た参道。インターネット上では「異世界の入り口のよう」と話題になっている(京都市右京区京北中江町)

杉林に囲まれた社殿。境内は神秘的な雰囲気を漂わせている

杉林に囲まれた社殿。境内は神秘的な雰囲気を漂わせている

 京都市右京区京北中江町の賀茂神社が「パワースポット」として注目を集めている。杉林に囲まれ、神秘的な雰囲気が漂う境内は会員制交流サイト(SNS)で話題に。新型コロナウイルスの影響で観光客が減る中、3密を避けられることもあって、昨夏ごろから多くの観光客が訪れている。

 神社は千年以上前、三条天皇の勅願により創立された。言い伝えによると1579年に戦国武将・明智光秀の手により兵火にさらされたが、1612年に再び造営された。現在の社殿は1783年に造られ、貴船、熊野、日吉神社が合祀(ごうし)されている。

 それまでは地元の住民らが足を運ぶ程度だったが、昨年6月ごろからインターネット上での投稿をきっかけに「神社から参道を見ると異世界への入り口のよう」などと人気になった。動画投稿サイト「ユーチューブ」にも訪れた人が撮影した動画が公開され、昨年5月から現在までに再生回数が89万回を超えたものもある。

 観光客は他府県や海外からも訪れるようになり、境内で写真を撮って自身のSNSにアップする姿も見られるという。神社の役員らは観光客向けに道順を示す看板を設置し、山の入り口にある獣害対策用の門について、出入りしたときには必ず閉めるよう呼び掛けている。

 総代代表の鎌多実さん(71)は「神社はいつでも開放しているので自由に来てほしい」と話している。