日本女子プロ野球の試合会場(2014年、京都市右京区)

日本女子プロ野球の試合会場(2014年、京都市右京区)

 日本女子プロ野球機構(京都市中京区)は22日までに、今季の公式戦を開催しないことを決めた。京都フローラなど3チームで実施していたリーグ戦やカップ戦をすべて中止する。同機構によると「女子プロ選手として登録する選手が若干名になったため」と選手不足が理由だという。


 関係者によると、昨シーズン終了後から選手の脱退が相次ぎ、指導者も3月中で全員が退任。現在、在籍する選手は数人だという。発足12年目にして、リーグ自体が成立しない状況に追い込まれた。


 日本女子プロ野球リーグの運営に苦しんできた同機構は、一昨年のシーズン中に緊急会見を開き、累積赤字の状況を明らかにして新たなスポンサーを募ったが、応じる企業はなかった。一方でプロ野球の阪神や西武が女子のクラブチームを発足させるなど新たな動きも出ており、リーグを退団し別のチームで活動を続ける選手も増えている。


 同リーグは2010年、健康食品会社「わかさ生活」(京都市下京区)が立ち上げ、わかさスタジアム京都などを拠点に活動してきた。同機構は「プロリーグとしての基盤づくりに一層注力し、来季以降の開催に向け尽力する」と1シーズンの充電後に再開を目指す姿勢を示している。