日本電産が22日発表した2021年3月期連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前期比47・4%増の1600億円だった。新型コロナウイルスの影響を受けたものの、家電やITの旺盛な部品需要を取り込み、徹底したコスト削減で収益を大きく改善させた。

 売上高は5・4%増の1兆6180億円と過去最高を更新した。新型コロナの世界的流行で20年4~6月期は主力の車載事業が停滞したが、「巣ごもり需要」や省エネルギー化の進展を背景に冷蔵庫、エアコンなどの低消費電力モーターの需要が拡大。IT機器向けのファンや物流ロボット向けモーターも伸びた。

 売り上げ拡大と同時に、永守重信会長が推進した原価低減や拠点再編などの構造改革で利益もV字回復した。一連のコスト対策による営業利益の……