1991年の開業以降、乗客数を順調に伸ばし続けてきた嵯峨野観光鉄道(京都市右京区)。状況を一変させたのは、新型コロナウイルスだった。

 同社が運行する嵯峨野トロッコ列車は昨年4月8日から計66日間、京都府の近隣府県に緊急事態宣言が発令されたことを受けて運休した。コロナ禍前に約70%を占めていた外国人観光客は消失し、再開後も利用は低迷。近年は120万人台だった乗客数は、2020年度に46万人へ急落した。