京都府への緊急事態宣言発令が決まり、大型連休中の外出自粛などを訴える門川市長(京都市中京区・市役所)

京都府への緊急事態宣言発令が決まり、大型連休中の外出自粛などを訴える門川市長(京都市中京区・市役所)

 新型コロナウイルスの感染拡大で京都府への緊急事態宣言発令が決定したことを受け、京都市は23日夜、中京区の市役所で対策本部会議を開いた。公園での飲酒禁止など過去2度の緊急事態宣言より強い措置が含まれることについて、門川大作市長は「短期間で効果を上げる狙いがある」と政府の対応を評価し、感染対策への理解を求めた。

 市内ではこの日まで3日連続で80人超の新規感染者が確認された。冬の「第3波」のピーク時の108人を超えてはいないものの、感染力が強いとされる変異株による感染の急拡大や若い世代の重症化が懸念されている。

 門川市長は会議後の記者会見で「1、2回目の宣言との違いは変異株の影響。医学的に立証できないが、体感としては重症化のスピードも速い」と危機感を示した。帰省など大型連休中の府県をまたぐ移動の自粛を求め、「連休中が勝負どころだ」と強調した。

 市は宣言期間中、923カ所の公園で飲酒、飲食を控えるよう呼び掛けるプラカードを掲示し、職員が見回りをする。保育園や学童クラブ、児童館は通常通り運営する。市内36カ所で開設している乳幼児と保護者のための交流場所「つどいの広場」は25日から5月11日まで休止する。

 市立図書館については、館内での閲覧を休止し、予約図書の貸し出しに利用を限定する。開館時間も午後5時までに短縮する。