走行する電動貨車を撮影する鉄道ファンたち(京都市左京区・修学院車庫)

走行する電動貨車を撮影する鉄道ファンたち(京都市左京区・修学院車庫)

 夜間に枕木や砕石の運搬に使われる叡山電鉄の電動貨車デト1000形の撮影会が24日、同電鉄の修学院車庫(京都市左京区)で開かれた。あまり目にすることのない「はたらく電車」を鉄道ファンが楽しんだ。

 貨車は、かつての京都市電600形電車の制御器や台車を改造して、京福電鉄が1974年に製造。叡山電鉄は現在1台のみを所有している。「デト」は、電車とトラックの頭文字。中央部にクレーンや荷台があり、枕木などのほか、台車を連結してレールの輸送にも使われている。

 この日の撮影会は午前と午後の計2回あり、京都をはじめ、東京や愛知などから各回40人が参加。車庫の線路を走行したり、ライトをつけたりする車両を、さまざまな角度から熱心に撮影していた。東山区のカメラマンの男性(55)は「電動貨車はトラックに置き換わって数少なくなった。普段は動く姿は見られないのでうれしい」と話した。