16歳以上の全島民を対象に始まった新型コロナウイルスのワクチンの集団接種(近江八幡市沖島町・沖島小)=代表撮影

16歳以上の全島民を対象に始まった新型コロナウイルスのワクチンの集団接種(近江八幡市沖島町・沖島小)=代表撮影

 琵琶湖に浮かぶ人口約250人の沖島(滋賀県近江八幡市沖島町)で24日、16歳以上の全島民を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。全国で65歳以上の高齢者に接種が進む中、京滋で医療従事者を除く16~64歳への接種は初めて。予約券を手にした島民が次々と会場を訪れ、接種を済ませた。

 島民らは午後2時から、会場となった沖島小体育館で、市職員らの指示に従って予診票を提出して医師の診察を受けた。ワクチンを接種し、「接種済証」を受け取った。

 会社員男性(46)は「仕事で島を出入りするので、島にウイルスを持ち込まないかプレッシャーがあった。接種して少し安心した」といい、妻(49)は「接種後もこれまで通り感染防止の対策を続ける」と話した。

 市によると、沖島の人口は258人(3月5日時点)で、接種対象者は248人。この日は16~64歳の33人を含む計110人が接種した。体調急変などを想定して港に救急艇を待機させたが、トラブルはなかったという。25日は115人が予約している。2回目の接種は5月15、16日の予定。

 政府は人口千人未満の市町村や離島に限り、高齢者と16歳以上の一般住民の同時接種を認めている。