復興を祈り、ろうそくをともす人たち(JR大津駅前)

復興を祈り、ろうそくをともす人たち(JR大津駅前)

 東日本大震災からの復興と犠牲者の鎮魂を祈って千本のろうそくをともす「一希一灯会(いっきいっとうえ)」が10日夜、大津市春日町のJR大津駅前であった。参加者は、今も多くの苦難と向き合う被災地に思いをはせた。

 震災翌年の2012年から続く行事で、昨年まで会場だった琵琶湖岸のなぎさ公園から場所を移した。午後6時、雨が降りしきる中で、市民らが地面に並べたろうそくをともし「被災地へ祈りを届けよう!」のメッセージ(長さ16メートル、幅1・5メートル)を表現した。

 参加した主婦村田和子さん(71)は「東北の産物を買うなど、被災地のために私たちができることをやっていきたい」と話した。

 復興支援のための物品販売やコンサートもあり、滋賀県産の野菜を福島県の保育園に届けている主婦らのサークル「福島ピーチママ」が手ぬぐいなどを販売した。サークル代表で、震災後に福島市から大津市に移住した井上美智子さん(61)は「関西では震災の記憶はだんだん風化しているように感じる」と話した。

 「一希一灯会」は、地域住民や市社会福祉協議会、経済団体などでつくる実行委員会が催した。