和田裕行氏

和田裕行氏

 任期満了に伴う滋賀県彦根市長選は25日に投開票され、いずれも無所属で、新人でアパレルブランド経営の和田裕行氏(50)が、前市長で元市議の獅山向洋氏(80)と現職の大久保貴氏(57)を破り、3度目の挑戦で初当選を果たした。

 公共事業で悪化した財政の建て直しや子育て支援、観光振興策が争点だった。

 12年ぶりに市長選へ立候補した和田氏は支持母体を持たず、「しがらみのない政治」を掲げて若手市議の支援で運動を展開。市役所の耐震化・増築工事の工費高騰など公共事業について「無駄遣いの責任を徹底的に追及する」と訴え、現職の批判票を取り込んだ。政策の動画配信などを通じて若年層へも浸透した。

 当日の有権者数は9万244人。投票率は38・64%で前回を0・52ポイント下回り、過去2番目の低さだった。