摩気の将来像を描いた冊子を手にする関係者(南丹市園部町宍人・旧摩気小)

摩気の将来像を描いた冊子を手にする関係者(南丹市園部町宍人・旧摩気小)

 京都府南丹市園部町の竹井や宍人など8区からなる摩気(まけ)地区の未来像を描いた冊子「MAKE The Future!」が完成した。新型コロナウイルス禍で注目される自転車ツーリズムの推進を盛り込むなど、活性化のアイデアを詰め込んだ。

 NPO法人摩気高山の郷振興会が、住民や地域外の識者からなる「摩気の夢を語る会」にビジョン作りを依頼。有機農家や会社員などが膝詰めで議論を繰り返し、1年以上かけてまとめた。

 冊子の題名には、摩気の読み方と、「つくる」という意味がある英語のMAKEとを掛けて、摩気の未来をつくる思いを込めた。

 産業振興と定住促進、福祉の充実が柱。産業では、サイクリングコースの設定や映画のロケ地ツアーの開始、インターネット環境が充実する旧摩気小への企業誘致を進めるとした。定住では、キャンプ施設を設けて子どもの遊び場を増やすことや、移住希望者が一定期間住んで地域の住み心地を確かめる「お試し住宅」の整備を掲げた。福祉では、高齢者向けの弁当宅配サービスを打ち出した。

 摩気地区の人口は約1500人で、65歳以上の比率は40%を超える。振興会の谷義治理事長(85)は「思いを結集してできたビジョンをどう実現させていくかが重要」と強調した。冊子はA4判、10ページで、800部を作成。摩気地区で全戸配布して活用する。