「医療体制非常事態」を宣言する滋賀県の三日月知事(2021年4月26日午前10時40分、大津市・県危機管理センター)

「医療体制非常事態」を宣言する滋賀県の三日月知事(2021年4月26日午前10時40分、大津市・県危機管理センター)

 滋賀県の三日月大造知事は26日午前の定例会見で、県内の新型コロナウイルス感染者の急増を受け、県独自の「医療体制非常事態」を宣言した。一般医療との両立が困難になる事態を視野に入れ、コロナ患者の受け入れ病院に対し、他の入院や手術の延期を打診していることを明らかにした。

 病床確保のため、重症化リスクの比較的低い感染者は宿泊療養施設に入ってもらい、中学生以下の子どもがいる場合は自宅療養も選択肢とする。三日月知事は、療養者の健康観察の態勢を強化するため、看護師の増員や訪問看護ステーションへの業務委託などで人手を増やす考えを示した。

 滋賀県内では23日に1日当たりの新規感染者数が68人と過去最多を更新。24日も67人に上り、病床使用率は25日夜時点で71・2%となるなど、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している。