京都府警本部

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 特定抗争指定暴力団・神戸山口組の傘下で京都市山科区に事務所がある暴力団の幹部組員らが、会員制交流サイト(SNS)を使って実行犯を集めた特殊詐欺事件に関与した疑いがあることが26日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警組対2課と山科署は詐欺と窃盗の疑いで27日に幹部組員ら3人を逮捕する方針。府警は暴力団の資金源を得るための組織的な犯行とみて調べる。

 捜査関係者によると、特殊詐欺事件に関わったとみられるのは、いずれも暴力団幹部で46歳と45歳の男2人と、組員の男(42)。3人は別の詐欺容疑で府警が逮捕している。

 捜査関係者の説明では、3人が統括する犯行グループはSNSで「闇バイト」と称して、高齢者からキャッシュカードを受け取る「受け子」や現金の引き出し役などを勧誘していた。東京都内の賃貸マンション5カ所を1カ月ずつ借り、詐欺電話をかける拠点にしていたとみている。

 捜査関係者によると、3人は仲間と共謀して2019年11月、家電量販店社員などを名乗り、山科区の80代女性宅に「カードを交換する必要がある」とうその電話をかけ、カードをだまし取った上で、現金自動預払機(ATM)で計100万円を引き出した疑いが持たれている。

 府警は昨年2月以降、詐欺電話の「掛け子」や高齢者宅の名簿調達役ら犯行グループの6人を逮捕した。同種の特殊詐欺被害は府内で少なくとも10件(約800万円)が確認されているという。