京都府の西脇隆俊知事は、来年の4月に1期目の任期満了を迎える。3度目の緊急事態宣言が発令されるなど新型コロナウイルスへの対応が続く中、これまでの府政運営を検証するとともに、1年後に迫る次期知事選に向けた動向を探った。

 3月下旬、京都市上京区の京都府庁内に新設された来庁者向けの保育ルームににぎやかな親子の声が響いた。公務の合間を縫って視察に訪れた西脇知事は母親たちと笑顔で歓談し、育児や仕事、家事に関する悩みにも耳を傾けて「行政で何ができるのか考えたい。皆さんの声が聞けてよかった」と話した。

 西脇知事にとって、子育て支援は知事選の公約に掲げた重点課題だ。運転免許証やパスポートの申請窓口に子育て世帯の専用レーンを設けるなどの施策に取り組んできた。だが…