東日本大震災の犠牲者の冥福を祈り、ろうそくを手向ける参拝者(大津市園城寺町・三井寺観音堂)

東日本大震災の犠牲者の冥福を祈り、ろうそくを手向ける参拝者(大津市園城寺町・三井寺観音堂)

 東日本大震災から8年を迎えた11日、県内でも犠牲者を慰霊する法要や被災者支援の催しが開かれ、多くの市民が東北に思いを寄せた。

 大津市園城寺町の三井寺(園城寺)では、震災で亡くなった人たちを慰霊する法要が営まれ、参拝者約30人がろうそくに鎮魂の火をともした。

 同寺の観音堂で午後2時半から始まり、福家英明長吏(ふけえいめいちょうり)(94)を導師として計11人の僧侶が阿弥陀経などを唱えた。信徒らは献灯台にろうそくを一本ずつ手向けて焼香し、犠牲者の冥福を祈った。

 震災が起きた午後2時46分には「三井の晩鐘」で知られる釣り鐘が鳴らされた。福家長吏は「まだ仮設住宅に暮らす人も多く、国がしっかりと支援をするべきだ」と話した。

 寺社巡りで訪れた名古屋市の会社員小林元嗣さん(43)は「復興は途上だと思う。被災者の心のケアもしてほしい」と話した。