笠置町の人口と高齢化率の推移

笠置町の人口と高齢化率の推移

 京都府内の自治体で最も人口が少ない笠置町の高齢化率(65歳以上)が、存続の危ぶまれる「限界自治体」と呼ばれる数値の50%を超えたことが7日、分かった。府内の自治体で50%を超えるのは初めてとみられる。町は「現実を受け止め、いつまでも住み続けられるまちづくりの施策に取り組みたい」とする。

 住民基本台帳に基づく同町の2月末時点の人口は1326人。うち65歳以上は664人で、高齢化率は50・1%となった。

 同町は2014年に年間出生数がゼロになって注目を集め、以降も15年5人、16年2人、17、18年は1人にとどまった。死亡数が出生数を上回り続けた上、生産年齢人口の転出もあって人口減と高齢化が速いペースで進み、この10年で高齢化率は15ポイント近く上昇した。

 1947年のピーク時は人口3344人だったが、産業の柱だった笠置山などの観光が衰退し、駅前から続く商店街は空き店舗が目立っている。若年層の流出もあって町民税は減少を続ける一方、医療費などの負担は増え、町の財政は厳しくなっている。西村典夫町長は「悲観はしていない。元気なお年寄りの活躍を後押しし、移住定住の推進といった施策を進めていきたい」と話す。