感謝状を受け取った(奥の中央左から)岩本さん、大森さんと宮口さん親子(手前)=京都市山科区・山科署

感謝状を受け取った(奥の中央左から)岩本さん、大森さんと宮口さん親子(手前)=京都市山科区・山科署

 京都市山科区の琵琶湖疏水で3月に入水自殺しようとした女性を救助した高校生や警察官ら5人が27日、山科署と山科消防署から感謝状を贈られた。瞬時の機転で犬のリードを投げて救命ロープ代わりにし、女性を引き上げたという。

 表彰されたのは、ともに龍谷大付属平安高3年の岩本文哉さん(17)=山科区=と大森優聖さん(17)=下京区=、中京署巡査の宮口優花さん(23)と母親の志穂さん(47)=ともに大津市=、同市の女性(74)。

 5人は3月31日夕、大津市の70代女性が山科区の疏水に飛び込む姿を目撃。愛犬の散歩中だった宮口さんは流されてゆく女性を走って追いかけ、長さ約1・5メートルの犬のリードを疏水に投げ入れた。女性がリードをつかむと岸辺に引き寄せ、岩本さん、大森さんと一緒に引き上げた。女性は「死にたかったんや。すみません」と涙を流していたという。

 山科署の川瀬浩史署長と山科消防署の白岩治消防署長から感謝状を受け取った岩本さんと大森さんは「体が勝手に動いた。女性が助かってよかったです」と振り返り、宮口さんは「1人でも多くの人を守りたくて警察官になった」と話した。