東京五輪でボランティアを務める仲川誠一(73)=京都府宇治市=に9月下旬、一通のメールが届いた。「スケジュールは10月末まで待ってほしい」。約2カ月ぶりとなる大会組織委員会からの連絡だったが、仲川は「現地研修もあり、日程が決まらないと準備できない」とぼやく。
 京都で陸上の審判員を長く務め、自国開催の五輪に関わりたいとボランティアに応募した。今春、国立競技場での手荷物検査やチケット確認の担当に決まった後、1年延期のニュースが飛び込んできた。
 組織委からはその後、参加の意思確認のメールが届いただけだった。延期決定から半年が過ぎ、焦点だった大会の簡素化計画や聖火リレーの日程が発表され、来夏へのロードマップが浮かびつつあるが、ボランティアは待機状態が続く。
 現地で使う機器操作の研修や本番の予定…