緊急事態宣言が発令され、人影もまばらな東本願寺の境内(26日撮影、京都市下京区)

緊急事態宣言が発令され、人影もまばらな東本願寺の境内(26日撮影、京都市下京区)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、京都市の社寺でも行事を中止したり、開門時間を短縮したりと感染対策を強化する動きが広がっている。


 浄土真宗本願寺派(京都市下京区、本山西本願寺)は、19日から出勤職員を半分に減らす対応を取っていたが、終了時期を当初の5月5日から11日まで延長する方針を決めた。感染拡大時に備えるためといい、僧侶による境内案内や5月の門信徒による奉仕活動も中止することにした。


 真宗大谷派(同区、本山東本願寺)では、現在のところ東本願寺や渉成園の開閉門時間に変更はないものの、しんらん交流館は閉館を1時間早め午後5時とした。


 上京区の北野天満宮では、コロナ禍で短縮していた開門時間をさらに1時間半縮め、午前7時から午後4時までとした。青もみじ苑の公開や特別展は継続して開催しているが、例年は修学旅行生でにぎわう境内も参拝者の姿は少ないという。


 東山区の東福寺は、29日から開始を予定していた国宝や青もみじのライトアップ夜間拝観を、5月12日からに延期した。南区の東寺は29日から予定していた金堂と講堂の夜間特別拝観を中止した。


 右京区の平岡八幡宮も5月9日まで予定していた「花の天井」特別拝観を4月25日に終了した。同区の化野念仏寺は8月28、29日の「千灯供養」を中止するとした。

 「非公開文化財特別公開」をする京都古文化保存協会は、全会場を5月16日まで中止すると発表した。