昨年11月、自転車BMXフリースタイル・パークのジャパンカップが行われた京都向日町競輪場(向日市)。大音量の音楽が流れ、選手たちがジャンプ台の上を走って宙返りや回転技を繰り出す。優勝したのは、日本人初のワールドカップ年間王者に輝いた中村輪夢(りむ)(17)=京都市右京区。技の難易度と高さで圧倒し、最後に呼び掛けた。「来年もBMXを盛り上げましょう!」
 東京五輪では、BMXフリースタイル・パークや3人制バスケットボール、サーフィン、スポーツクライミング、スケートボードが新競技・種目となる。若年層に人気の都市型(アーバン)スポーツで、「五輪離れ」に危機感を抱く国際オリンピック委員会が、若者を引きつける切り札として採用した。
 「いつも『楽しそうにやってるね』と言われる」。中村は東京五輪の金メダル候補に名前が挙がるが、勝敗だけに固執しない。「ベストの走りをして結果が出なければ、練習すればいい」。楽しみながら成長することに…