文珠水道への進入自粛を呼び掛ける横断幕(宮津市文珠)

文珠水道への進入自粛を呼び掛ける横断幕(宮津市文珠)

水上バイクの航行自粛エリア

水上バイクの航行自粛エリア

 京都府宮津市にある日本三景・天橋立の文珠水道で、無謀な運転の水上バイクが騒音や水しぶきを起こす問題で、同水道を航行自粛エリアとする新ルールの運用がこのほど、始まった。マリン事業者の意見も取り入れ、風光明媚(び)な景観とレジャーの共存共栄を目指す。

 昨年7月、行政や住民などでつくる「天橋立海面利用安全対策協議会」が速度制限などを盛り込んだ自主ルールを策定した。しかし、宮津海上保安署がまとめた苦情の数は制定前と変わらず、地元からルール強化を求める声が上がっていた。

 改定ルールは自粛エリアを設ける一方、水上バイクを楽しむ人のために文珠水道沿い以外の場所でトイレや休憩のため一時着岸できるエリアを設定。出航場所を提供するマリン事業者を使う利用者は、色つきのリストバンドを着けて区別できるようにする。

 運用開始に先立ち、文珠水道周辺では「水上オートバイは進入しない」と書いた横断幕や着岸エリアを知らせる看板を設置した。

 府丹後広域振興局は「地域全体で作ったルールで、昨年より効果が出ると思っている。皆が安心、安全、快適に過ごせる天橋立にしたい」と話した。

 この問題は、京都新聞の双方向型報道「読者に応える」で昨年8月に報じ、継続して取材している。