京都市役所

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 新型コロナウイルスワクチンの住民向け接種で、京都市が接種を受けられるとして公表している医療機関数が当初の120カ所から82カ所に減ったことが30日、分かった。予約申し込みの電話が殺到し、通常診療に影響が出たことなどを理由に公表を見合わせる医療機関が相次いでいる。

 市は4月23日、ワクチン接種の受けられる診療所や病院が703カ所あると発表したが、施設名を公表したのは約2割の120カ所にとどまった。市が事前に公表について意向を調査したところ、「かかりつけの患者に優先して接種したい」などとして大半が非公表を選んだ。

 市では26日から75歳以上の高齢者で予約受け付けが始まったが、各医療機関には朝から電話などが相次いだ。特に施設名を公表している医療機関には、かかりつけ患者だけでなく、新規の高齢者からも電話や来所による申し込み、問い合わせが殺到した。

 市によると、「予約の申し込みが集中して対応しきれない」などとして公表を見合わせる医療機関が相次ぎ、30日現在の公表数は82カ所に減った。市は「公表している医療機関にさらに問い合わせが集中しかねない。医師会などと協議して、公表数が増えるよう改善したい」としている。