29日告示、4月7日投開票の京都市議選と京都府議選を知らせる「黒板アート」の大型壁面シートが11日、中京区の市役所前に掲示された。銅駝美術工芸高(中京区)の生徒有志による作品で、「行こう、投票!」と呼び掛けている。
選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初めてとなる統一地方選を若者層にPRするため、市選挙管理委員会が同校に制作を依頼した。1、2年の有志7人が3日間がかりで黒板アートを完成させた。
シートは、黒板アートの写真を引き伸ばした。縦約2・5メートル、幅約10メートル。学生や子育て中の母親、お年寄りらが投票に行こうとする姿を躍動的に描いた。「選挙」行きの市バスに織田信長や千利休を乗せるなど、ユニークな発想も盛り込んだ。
市選管事務局は「若者の心を捉えた作品に仕上がったと思う。一人でも多くの人に投票所に足を運んでほしい」としている。