新茶を摘む宇治茶レディの女性たち(1日午前10時半ごろ、宇治市宇治・茶業センター茶園)

新茶を摘む宇治茶レディの女性たち(1日午前10時半ごろ、宇治市宇治・茶業センター茶園)

 初夏の到来を告げる八十八夜の1日、京都府宇治市宇治の茶業センター茶園で、宇治新茶・八十八夜茶摘みが行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当初予定していた一般参加を取りやめ、関係者のみで開催した。

 京都府茶業会議所などが主催した。緑あふれる約2アールの茶園で、かすりの着物にあかねだすき、姉さんかぶりにマスクをつけた宇治茶レディらが、やわらかな新芽を丁寧に摘み取った。今年は桜と同様に新芽の生育も早く、順調に育っている。今回摘み取った新芽は、玉露やてん茶にもなる「さみどり」の品種。

 例年は、市民や観光客らが茶摘みや新茶の入れ方体験などを楽しむ恒例イベントとして開いているが、新型コロナ感染防止のため一般参加は2年連続で中止とした。参加できなかった人たちにも楽しんでもらおうと、府茶業連合青年団が写真共有アプリ「インスタグラム」で茶摘みの様子をライブ配信した。青年団長の通円祐介さん(40)は「コロナの影響で何もできない中、宇治のお茶畑を配信したらすごく喜んでもらった。今後もやっていきたい」と話した。

 同会議所の堀井長太郎会頭(71)は「おうち時間の過ごし方として、急須で入れた香り高い新茶を味わってほしい」とあいさつした。