人出が少ない5連休初日の二年坂周辺(1日午後0時37分、京都市東山区)

人出が少ない5連休初日の二年坂周辺(1日午後0時37分、京都市東山区)

 新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言が京都など4都府県で発令される中、ゴールデンウイークの5連休が1日、始まった。京都市内の観光地に例年のにぎわいはなく、静かな連休初日となった。ただ、国や自治体が外出を避けるよう呼び掛けるが、家族や友人と観光を楽しむ人の姿も見られ、昨年の初回宣言並みの人出抑制にはつながっていない。

 世界遺産・清水寺(東山区)に近い二年坂、三年坂周辺。初回の宣言期間は多くの店が休業したが、この日は大半が店を開け、家族連れや着物姿の若者が行き交った。東京都から夫婦で訪れた会社経営の男性(46)は「前に来た時よりすいていていい」と話した。

 神田竹細工店店主の神田智弘さん(52)は「休日の人出は、昨年と比べてやや多い印象」と語る。しかし、経営する茶道体験の店で予約キャンセルが相次ぐなど宣言の影響は大きく、「国や自治体は観光業にも目を向けてほしい。飲食店並みの補助金など支援がなければ廃業する店も出てくる」と危機感を強める。

 一方、JR京都駅(下京区)では新幹線ホームに利用客の姿は少なく、構内の土産店や飲食店も閑散としていた。JR東海によると、東海道新幹線「のぞみ」のうち、始発から午後4時までの自由席乗車率(新大阪発車時点)は10%以下~70%だった。