芸舞妓のもてなしを受け、和食を味わう参加者ら(京都市下京区・東本願寺渉成園)

芸舞妓のもてなしを受け、和食を味わう参加者ら(京都市下京区・東本願寺渉成園)

 和食など地域色豊かな文化の魅力を国内外に発信する行事「春の京文化の世界へ」が12日、京都市下京区の東本願寺「渉成園(しょうせいえん)」(枳殼邸(きこくてい))で催された。文化庁の宮田亮平長官や京料理若主人らが和食の魅力を語り、特別メニューも振る舞われた。

 座談会で宮田長官は2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて、日本文化をテーマに全国で展開する政府主催イベント「日本博」について、「五輪後の25年大阪・関西万博まで持っていき確実に定着させたい。今年9月には国際博物館会議(ICOM)京都大会があり、食の技を参加者に見せてあげたい」と語った。

 その後の文化体験イベントでは、留学生や学生ら約100人が、祇園甲部の芸舞妓3人による祇園小唄を鑑賞。和食店若主人でつくる京都料理芽生会の園部晋吾会長らが手掛ける特別の懐石メニューを味わった。台湾から京都大に留学中の張哲僥さん(28)は「調味料が少なく薄味の和食を楽しみにして来ました。文化的雰囲気も味わえて良かった」と話した。

 文化庁と飲食店情報サービスのぐるなびが地域色ある食と文化芸術を組み合わせ、集客や発信につなげる「日本食文化レガシー」事業の一環として催した。