新緑が床に映る実相院の「床みどり」(2021年5月4日、京都市左京区)

新緑が床に映る実相院の「床みどり」(2021年5月4日、京都市左京区)

 新緑のカエデが黒い床に映り込む「床みどり」が、京都市左京区の実相院で見頃を迎えている。大型連休中の4日、家族連れらが訪れ、静寂な空間に浸っていた。

 客殿の「滝の間」では、磨き込まれた床に映るカエデが季節ごとに趣を変える。今年は例年より約2週間早く、4月中旬に色づいた。夏にかけて緑は濃くなり、梅雨時期が最も美しいという。

 晴天のこの日、さわやかな風が抜けると、新緑と漆黒が織りなす光のコントラストが揺らめいていた。東京から訪れた主婦(58)は「とても神秘的でずっと見ていたい。時間や天気によっても見え方が変わりそう」と話していた。

 午前9時~午後5時。拝観料500円。