「明智光秀の足跡や今につながる京丹波町の歴史の重みが分かる城」。同町在住の府文化財保護指導委員、湊友三郎さん(72)がそう薦めてくれた須知城跡を目指し、京都縦貫自動車道丹波インターチェンジ付近の玉雲寺(同町市森)に車を止めた。目の前のこんもりとした山を見上げながら、「須知城登山道」の小さな看板が指す山裾へと歩を進める。

 小鳥のさえずりが響くのどかな集落で、山の持ち主という山本五美さん(87)に出会った。「光秀の影響か土日はお客さんが多い。当時の戦いに倒れた武士を弔う『九人塚』もぜひ見て帰って」