築100年を超える京都大吉田寮の旧棟(京都市左京区)=2018年2月撮影

築100年を超える京都大吉田寮の旧棟(京都市左京区)=2018年2月撮影

 京都大が老朽化した学生寮「吉田寮」旧棟(京都市左京区)からの寮生退去を求めている問題で、京大は13日、条件付きで旧棟から退去するとして対話再開を求めていた寮自治会に対し、「要求に応じることはできない」という回答を公表した。

 京大は従来、吉田寮の新旧両棟からの全員退去を求めていたが、2月に新棟への居住を容認。大学側の方針転換を受け自治会は、旧棟の清掃や管理を担うことなどを条件に、5月末までの旧棟退去を表明し、話し合いを要求していた。

 自治会の表明や要求に対する回答期限だった3月13日、京都大は川添信介副学長名でホームページに方針を掲載。寮生側が示した5月末での退去方針について「現棟(旧棟)の危険性を真摯(しんし)にとらえてはいないと言わざるを得ない」と批判。さらに新棟での入寮募集を実施しているとして「信頼関係回復にはほど遠い」とした。

 その上で、話し合いをするためには大学の示した方針を受け入れる必要があるとした。