完成したマップ。余部は地元では「あまぶれ」と呼ぶためマップ名に採用したという(亀岡市安町)

完成したマップ。余部は地元では「あまぶれ」と呼ぶためマップ名に採用したという(亀岡市安町)

 京都府亀岡市余部(あまるべ)町の過去と現在の地図を見比べながら歩いて楽しむための「あまぶれMAP(マップ)」を、亀岡おもしろ街歩き隊と余部史談会が制作した。余部はかつて篠山街道と山陰街道の分岐点だったり河岸段丘沿いに軍事拠点が築かれたりした過去があり、歩きながら地域の歴史や自然の移り変わりを感じられる作りとしたという。

 マップはA3判。右側に明治初期の余部村地籍図を、左側に現在の航空写真を配置し印刷した。

 地籍図には、東西に一直線に伸びる篠山街道や、黄色く塗り分けられた民家集積エリアなど、当時の余部村の様子がはっきりと記されている。航空写真には、明智光秀が亀山城築城前に拠点とした余部城跡などの史跡や、ガレリアかめおかなど目印となる建物などを記載。

 見比べると、曽我谷川が現在より蛇行していたことや、かつての田んぼを貫いて国道9号が造られたことなどが分かる。

 約500部作成。街歩きイベントなどの際に配布する予定で、余部史談会の仲田丞治会長(64)は「新型コロナウイルスで遠出しにくい時期だからこそ、ふるさとを歩いて歴史や自然を見直し、地域の元気づくりにつなげていきたい」としている。